2013年8月17日土曜日

青空文庫

読売新聞で訃報を読んだ。 -------------------------------- 富田倫生さん=電子図書館「青空文庫」創設  著作権の保護期間が終了した文学作品などをインターネット上で無料公開する電子図書館「青空文庫」を運営していた富田倫生(とみた・みちお)さんが16日、肝細胞がんで亡くなった。61歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は妻、晶子さん。  広島県出身。編集プロダクション勤務を経てフリーライターになり、1997年に青空文庫を開設。ボランティアの協力によって電子書籍化した作品はこれまでに1万2000点以上。作品不足が指摘される国内の電子書籍業界で重要な位置を占め、普及の一翼を担ってきた。著書に「パソコン創世記」「本の未来」など。 (2013年8月17日09時59分 読売新聞) -------------------------------- 少年の頃、漱石も鴎外も芥川も小遣いをはたいて文庫本で読みあさった。 現代では、無料で電子書籍として大量に何時でも携行できる。 青空文庫の功績は日本の電子出版にとり偉大な功績だったとおもう。 近年青少年の活字離れは嘆かわしい事だ。日教組による愚民化が進んで日本語さえ碌に読めない。新聞離れは新聞の質の低下と国民の教育の荒廃の相乗効果だろう。 以前から気になっていたが、「源氏物語」「平家物語」も読まぬ国文科卒なぞあるものか!短大でも2年もあれば読み通せるだろう。 私のiPhoneにも勿論、青空文庫が読める様に成っている。死ぬまで読み続けても読み終わらないだろう程の本が掌に在ると思うと実に楽しい気分に成ってくる。 富田さんのご冥福をお祈りします。

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